イラストレーター・紅緒により企画・発足された
『LACKGIRL』の世界。
プロジェクトが始動した2015年から、
常に【架空】を用いて物語を紡いできました。
【架空】のゲーム設定資料集としてスタートし、
【架空】のTVアニメという構成で改めて世界観を見直し、
【架空】の劇場用アニメへ続くという想定で物語を展開。
長い時間を経て、多くのクリエイター・ファンに支えられ、
『LACKGIRL』の世界はついに本物のゲームとなります。
アドベンチャーゲームとなった『LACKGIRL』では、
これまでの物語をベースとしながら、
世界観・キャラクター設定をすべて再構築し、
全3部構成でお届けします。
第1部となる
『LACKGIRL I - “Astra inclinant, sed non obligant.”』は
2022年12月31日より、パッケージ版を
コミックマーケット101にて先行頒布予定。
教導学園アイリス——中学の卒業式が迫った日曜日、
突然魔法を使えるようになってしまった私が
強制入学させられてしまうことになった学園の名前。
普通に暮らしたかった。
だから、私は魔法使いになんかになりたくなかった。
そんな想いで現実が変わるわけなくて、
私は魔法の勉強を始めました。
いろんな人たちとの出会いがあったおかけで――
自分の新しい未来について、
まだ少しだけだけど、考えられるようになってます。
魔法について学ぶ全寮制の学園《アイリス》。
そこに集められた少女達は全員、心に欠陥を持っていた。
魔法っていったい何なんだろう？
どうして私たちはここにいるんだろう？
――少女たちは事件に巻き込まれることで、
秘匿された存在を知ることになる。
もうすぐ中学を卒業する予定の普通の女の子──それは、そうありたいと思っていた自分の姿。
普通でありたかったから、魔法を使えるなんて誰かに知られたくなかった。魔法を使えることを自分にも隠していた。そんなわけない、って自分に言い聞かせていた。
だけど唐突に出会った睡に、気づかされてしまった。
──私は魔法使いなんだ、って。
魔法使いであることがばれてしまった皐月は《教導学園アイリス》に強制入学させられ、魔法の勉強をするようになるのだった。
どれだけ魔法の勉強をしても、他の魔法使いのように魔力が形にならない、という特性を持っている。
明るくて義理堅い性格の女の子。
ほぼ同じ時期に《教導学園アイリス》に入学した皐月と友達になる。なぜか皐月に対して色々な意味で積極的。そこには、口にすることのできない秘密──彼女が魔法使いになった理由が隠されている。
彼女が使える魔法は身体能力を強化する単純なもの。しかし、どんな場面でも使うことができる応用力のある魔法だ。
人間関係が苦手……というより人間関係が自分勝手な性格。
特殊な生い立ちのせいか、クラウンである自分を強く意識している。「どう生きるべきか？ 自分の運命とは何なのか？」ということを、いつも考えている。どのような運命が待っていたとしても、受け入れることができるように己を鍛えている。
あらゆる魔法を《反射》する魔法を使う。
不正や理不尽が許せない、まっすぐすぎる性格。自分が正しいという確信がある時は、暴力を振るうことも辞さない。
さらには《欠陥概念》のせいで自分を大事にすることができないので、自分の肉体が傷つくような無茶な行動に走ることがある。そのため、クラスでは浮いた存在になってしまっている。
使う魔法は、電撃魔法。小さな力で打ち出すのは苦手だが、大出力で暴れるのは得意。
いつもニコニコしている優しい性格の三年生。面倒見がよく、何を言われても怒らないし、質問にもちゃんと答えてくれる。
体は小さいけど、パワーがみなぎっている学園長代理。
いつも強引に物事を進めて、それが許されてしまっている存在だが、仲間をつねに気遣う態度も見せている。それは他者に《依存》することができない《欠陥概念》のせいでもある。
魔力の量はトップクラスで、物量で相手を圧倒する戦い方をする。
《教導学園アイリス》の教師。どんな時も後ろを振り返らない明るく前向きな性格で、生徒たちから好かれたり嫌われたりしている。皐月や統に魔法の使い方を丁寧に教える。
魔法は《身体強化》系。彼女の魔法の最大の特徴は、自分が負った怪我を完全に回復させてしまうところにある。
ヘイゼルの隣にいる謎の少女。ゴシックロリータの服を着て、赤いウサギのぬいぐるみを抱きしめている。律に執着を見せているようだが、その理由はいったい何なのか？その言葉から、人を殺すことを何とも思っていないことがわかる。
つむぎと過去に何かあったらしいお姉さん。
格技の練習をしている皐月と出会い、ほがらかに話しながら格技についてのアドバイスを与える。そのアドバイスのおかげで皐月の格技の実力はアップするのだが、そこには危険な技術も含まれていて……。
何か目的があって学園に潜入したらしいが、いったい何をしようとしていたのか不明である。
《教導学園アイリス》の方針に反感を持っている生徒の一人。真面目に魔法の勉強をせず、適当にやり過ごそうとしている。
真面目に勉強している皐月とは、性格が全然違うのになぜか気が合う。誰もいない教室でたびたび話している。
粗暴な言葉遣いや態度をとるが、優しい一面を見せることもたびたびある。
皐月が迷いこんだ、存在するはずのない螺旋階段。そこで待ち構えていたセーラー服姿の少女が、睡。無邪気な口調で意味の分からないことを言う睡は、素敵な魔法使いになるよう皐月に告げて、姿を消す。
なぜ睡は皐月の前に姿を現したのか？ どうして素敵な魔法使いを目指すよう、皐月に告げたのか？ ——全てが今はまだ不明。
本作『LACKGIRL PART. I』の主題歌となる「Missing World」は、重厚なストーリーにさらに深みをもたらす壮大で力強い楽曲。
この主題歌のショートバージョンを使用した作品PVが現在公開中。
